今回お話ししたいのは、リハビリテーションについてです。

リハビリテーションという言葉の語源はもともとラテン語で、

 

re：再び

habilis：適した・ふさわしい

ation：〜になる、〜する

 

が組合わさって、『Rehabilitation』となり、意味としては「再び本来あるべき状態に戻る」といった意味になります。

                                                      

 

当院のリハビリテーション科には経験豊富な理学療法士が勤務しております。

理学療法士は、ケガや病気などによって体に障がいを負ったり、また障がいが起こる可能性のある人に対し、起きる・座る・立つ・歩くなどの基本動作能力の改善を行なったり、障がいの悪化を予防する目的として、運動療法や物理療法（電気治療や温熱など）などを用いて、自立した日常生活が送られるように支援する言わば、リハビリテーションの専門家です。

 

「リハビリ＝マッサージ」と思われている方や、よく患者さまから「マッサージをしてもらえませんか。」というご要望があるのですが、あいにく当院ではマッサージのみの施術は行っておりません。

 

理学療法士が患者さま一人一人の状態を、問診や検査などによって細かく評価し、その患者さまが望む目標に向けてゴールを設定し、治療プログラムを立て実施していきます。

したがって、患者さまからのマッサージのご要望にお応えできない場合があります。（例えば患者さまの状態を評価した上で、固くなってしまった筋肉によって関節の動きが制限されてしまっている場合や運動の前後にリラクセーション目的などに治療の一部としてマッサージを行う場合もございます。）

理学療法士は、患者さまがより良い日常生活を送ることができるように、スポーツ現場でのケガの予防やスポーツ復帰、仕事や趣味など、あらゆる場面で患者さまの抱えている問題に対して対応することができます。

 

リハビリテーションは年齢や状況に応じても異なりますが、その目的は「回復」や「機能の向上」にあります。

当院では、医師や理学療法士が患者さまと共同して目標を設定し、それに向かって共に治療に励んでいけることをとても大切に考えております。

もし、体のことでお困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
患者さまが本来あるべき状態になるよう、できる限りのお手伝いをさせていただきます。